良い刺激を受けることについて科学的考察

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企業の社長さんや、凄く仕事が出来る人に会った時には、良い刺激を得たなー!と身に沁みます、どうもnockです。

今回は『MIND HACKS 実験で知る脳と心のシステム /オライリ-・ジャパン/トム・スタッフォ-ド』という本を読んでいたところ、『ピエロンの法則』という法則を知りました。

普段から「良い刺激になった!」と思った時にやる気が出ることは分かっておりましたが、それを裏付けるような法則でしたので、『ピエロンの法則』を用いて『良い刺激を受けること』が良いことだ!という話をしたいと思います。

ピエロンの法則とは

んで早速ですが、ピエロンの法則とはなんぞやというところから。

ピエロンの法則とは、与えられた刺激の強さに応じて、反応速度や反応強度が変化する法則について定義したものです。
特徴としては次のようになります。

  • 与えられる刺激の強さに応じて、それに対する反応が早くなり、反応が強くなる
  • 刺激が強くなるほど、反応が早くなる度合いが小さくなり、反応の強さの度合いも小さくなる

特徴だけだと分かりにくいかもしれないので例題をあげると

  1. 蚊がぶつかってきても避けられなかったが、蛾が飛んできた時は避けられた
  2. 「早くー!」と言われてもダラダラしていたが、「早くっ!!!」と怒鳴られたらテキパキ動けた
  3. 熱すぎるお風呂に入って飛び出るよりも、沸騰したお湯に触れた時の方が回避行動が早かった

みたいな感じで、普段の咄嗟の行動の中にもよく現れる事象について、法則性があったんだぜ!
それがピエロンの法則だぜ!って感じです。

この刺激っていうのが、例題を上から順に見ていくと

  1. 視覚への刺激(より大きいものが見えたときに避けられた)
  2. 聴覚への刺激(より大きい声に反応した)
  3. 身体への刺激(より熱いor痛い刺激を素早く避けた)

となっていて、あらゆる刺激に対してこのピエロンの法則は成り立つようです。

また、刺激が強くなると、反応速度があがる度合いが小さくなるというのは
「早くー!」と「早くっ!!!」では反応速度が大きく変わるけど
「早くっ!!!」と「早くせんとしばくぞっ!!」ではあまり反応速度が変わりませんぜってお話です。

と、このようなピエロンの法則でありますが、これって応用すれば自己成長に繋げる良い法則なのでは、という思いに至ったので、ピエロンの法則を活かした自己成長のためのお話を次章から書いて行きたいと思います。

視覚的刺激を有効に使おう

んで、人間がインプットを視覚に頼りまくっているのは有名な話。
ということで、まずは視覚的な刺激を強くすることを意識した生活を送ってみましょう。

じゃぁどういう視覚的な刺激があるかというと、壁に目標を書いた紙を張り付けて日常的に視認できる環境を作ること。

自分が思い描く目標を日常の中で視認することによって、目標に対する意識の刷り込みが行われやすくなります。

但し注意して頂きたいのが、あくまで自分の目標を自分で表現したものを張り付けることです。
例えば受験を頑張っている受験生の部屋に、親が『〇〇大学合格!!』といった張り紙をしてしまうと、それは受験生へのプレッシャーとして日々インプットされてしまう可能性が高くなります。
日々プレッシャーを浴びて、メンタルが健やかな状態で生活を出来る人はあまりいません。
このように、人からの期待を自分の目標にすることは限りなく危うい行為なので、あくまで自分の意志で、自分の目標に向かうための一つの手段だと割り切ってください。

そしてもしあなたが応援する側の人間なのであれば、そういったプレッシャーをかけてしまうことを念頭に置いて、サポートする内容を考慮する必要がありましょう。
勉強を効率良くやらせてあげるためには何が必要か等、当人の目標に対する意識改善を目的とするのではなく、物理的に効率化を図るための手助けをすることを意識願います。

こういった注意点を踏まえて目標を自分の中に潜在的にインプットできたのであれば、後は行動あるのみです。
PDCAサイクルを回しつつ、目標に向けて日々邁進していくと良いでしょう。

成功者に会うことも良い刺激になる

更にこのピエロンの法則を考えれば、『成功者に会う』ということも良い刺激になることは明白です。
何故かというと、成功者は一定以上の意識や考えを持っていたことによって、成功している可能性が非常に高いからです。

そういった成功者に会う機会があると、自分が成功した後のビジョンが具体的にイメージしやすくなるし、どういった考えが足りないのかが明白になっていくことがあります。
「俺は年収で1億円稼ぐんやー!」と目標を立てたとしても、具体的にイメージできないのであれば、それは良い目標を立てたとはいえません。
何故かというと、人は自分にインプットされた情報に優先度をつける生き物だからです。
以前『【子育て】赤ちゃんの脳が凄すぎる話』でお話したように、もの凄い能力を秘めていたとしても、優先度の低い情報は不要な情報だと判断されてしまうため、脳の神経細胞がリストラしまい、必要な神経細胞の連結が行われなくなってしまうことによるためです。

自分が具体的に得た情報や、能動的に得た情報というのは優先度の高い情報として記憶が定着しやすく、有用に使えていく情報となりえます。
つまり自分の目標に対しても同様で、実現性が薄い情報や、実現するまでに必要なタスクが思い浮かばない目標というのは優先度の低い情報として認識されてしまうため、目標を抱いたはいいけど何も結果に結びつかないというケースに繋がってしまいます。

ここで成功者に会って具体的に目標をイメージできたり、目標を遂げた自分がどんな生活を送れるかということを具体的なイメージに落とし込んであげると、優先度の高い情報となりえます。
そして具体的にどのように行動を起こしていくべきかのタスクを細分化していくことを行ってあげれば、努力量と結果が結ばれやすくなり、達成感や成し遂げたことによる自己肯定感を上げてあげることに繋がり、結果として満足度の高い生活を送れるようになります。

勿論成功者に会ってればそれだけで良いという訳ではありません。
実際に努力が必要なことは前述した通りです。
ただ自分のモチベーションが低いとか、精神的に挫折してしまうような状態なのであれば、成功者と会い、成功した自分をイメージする等して、外部からの刺激をうまく取り込んであげると、ピエロンの法則に乗っ取ってモチベーションも高い状態を維持しやすくなるのではないかと考えます。

ということで纏めると

  • 成功する為には色々と外部からの良い刺激を貰うための工夫をしましょう

ということが言いたい訳でした。
長々と長文すみません。
モチベーションを維持するための一助になれば幸いです。

以上、宜しくお願いいたします。(ビジネスメールみたいな終わり方)

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