バイアスを知っておくと何かと良いよって話

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ノックはノックでも野球のノックじゃありません、どうも、ゼロノク管理人のnockです。

本日は色々なバイアスを知っておくと何かと良いですよーってお話をします。

バイアスとは

んでバイアスって何よ?っていう方のために説明すると、バイアスとは「偏り」や「傾向」といった意味を持つ英単語で、日本では一般的に「先入観」や「偏見」などの意味合いで使われます。
一度は聞いたことがあるかもしれませんが、
思い込みや先入観により判断が偏ってしまうことを認知バイアスといいます。いわゆる認知のゆがみってやつですね。
そして認知バイアスの一例として、確証バイアスや後知恵バイアスがあり、
確証バイアスは自分に都合の良い情報だけを収集してしまうような偏り。
後知恵バイアスは予測できない事象に対して、結果論で物事を捉えてしまうといった偏りになります。

なぜ色々なバイアスを知っておくとよいのか

人はどのように歪んだ形で物事を認知していくのかという傾向が分かれば、それに対して色々と対策が打てますよね。サンクコストなんかは良い例で分かりやすいと思います。

例えば、田舎など人口が少なめな土地に都市化計画が立案されたことをきっかけに、ある起業家が先手を打ってショッピングモールを建設したとします。その後都市化の計画に問題があることが発覚し、都市化が中止になってしまいました。この時、既に半ばまで建設されてしまったショッピングモールを、あなたならどうしますでしょうか。

論理的に考えるのであれば、都市化計画が中止した時点で交通網などの発展が見込めなくなってしまった上に、元の人口が少ないことを考慮するのであれば、明らかに供給が需要を大幅に上回ってしまうことが考えられます。その結果建設を中止して、浮いた資金を他の事業に回すのが妥当かと思います。

しかし既にお金を投入してしまったことにより、投入しただけの資金分だけでも回収しなくちゃ!みたいなバイアスが働き、無理な事業計画を進めてしまう結果となるのです。

ここでサンクコストによるバイアスがかかることを知っていたとしたらどうでしょうか。
事業計画当時より、バイアスがかかるから都市化計画が失敗したらすぐに撤退するというルールを設けておこうとか対策が打てたかもしれませんし、これはもうサンクコストで、バイアスが掛かっているんだと自分に言い聞かせることで撤退できたかもしれません。
ただ知ってるか知っていないかだけでも、このように違ってくるんですねー。


じゃあ他にどんなバイアスがあるのか

ここではいくつか知っておいたほうが良いのかなーと思うものをご紹介します。

モラルライセンシング

良いことをした後は、悪いことをしても良いと考えるバイアスです。
例えばダイエット中なのに、今日はいっぱいランニングしたからご飯大盛で!みたいな。

ハロー効果

ひとつの特徴から別の要素を歪めてしまうことです。
例えばロン毛で金髪だからチャラいんだろうなぁーみたいに、一つの特徴で別の要素を決めてしまいます。

~するべきだ!

自分で決めたルールを破れないことです。
友達が薦めてくれた本だから読まなきゃとか、強制力もないのにしなきゃいけないと思い込みます。

目標を立てるときのバイアス

今日はあれもやってこれもやるぞー!と予定を立てたは良いが終わらない、みたいに自分ができることを過大評価する傾向がある。
逆に長期的な目標になると、10年後には英語ペラペラになるぞ!目標を立てたけど、3年で達成しちゃった!みたいに自分ができることを過小評価する傾向がある。

以上です。
まぁここでは悪いバイアスを取り上げる傾向がありましたが(ハッ!これもバイアス?!)、実際は悪いものばかりではないです。ただ色々と知ってることで活かせることや対策を取れることがあると思うので、一部バイアスの紹介でした。

ということで今日も一日頑張りましょうー!

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